集合住宅のEV充電設備は、戸建てと違って共用部分の扱いや合意形成が課題になります。特に既築マンションでは、「どこに置けるか」だけでなく、「誰が決めるか」「誰が費用を負担するか」を早い段階で整理しておくことが大切です。
1. 誰が設置を決定できるか
管理組合、施設所有者、管理会社など、設備の設置に関わる決定権を確認しましょう。居住者個人からの提案であれば、管理組合に話を持ち込むための材料整理が出発点になります。
2. 充電したい車と利用者は何人か
現在EVを所有する人だけでなく、近い将来に買う予定の人や、充電を必要とする駐車区画数を大まかに整理しましょう。全区画への導入が必要か、一部から始めるかで選択肢が変わります。
3. 駐車場の構造と電気設備
平面駐車場か機械式か、既存の電気容量、充電器の設置位置、配線距離、利用管理方法などは現地確認が必要です。これらを事前に断定せず、設備業者の調査が必要な事項として整理します。
4. 工事費と運用費の負担ルール
初期費用だけでなく、電気料金、運用サービス、保守、駐車区画の利用ルール等を比較しましょう。「充電器無料設置」という広告があっても、適用条件や継続費用を必ず確かめてください。
5. 補助制度と申請のタイミング
全国の制度は、国・都道府県・市区町村の順に確認します。全国向けの補助金の探し方 →。愛知県の情報は地域別の確認例として掲載しています。
年度・都道府県・設置対象・申請時期で利用できる制度は異なります。愛知県では2026年度の充電設備向け補助制度や、集合住宅向け導入ガイドが公開されています。必ず最新の公式情報を確認してください。
愛知県「集合住宅向け充電インフラ導入ガイド」(公式)↗
愛知県「2026年度充電インフラ補助金」(公式)↗
駐車台数や設備容量が不明でも、相談フォームでは「未定」で送信できます。相談だけで発注・契約は発生しません。
住民の充電電気代の目安は、EV充電代計算で試算できます。共用設備の実際の精算方法は個別に確認してください。